妊娠を機に仕事を辞めたいと考えている方には、退職手続きを任せられる「退職代行サービス」がおすすめです。

とくに忙しい会社だと妊娠したことを切り出しにくく、退職するタイミングを失っている女性も多いのではないでしょうか。

本記事では、妊娠で仕事を辞めたいと思う理由や退職前にやるべきことなどを解説します。

なかなか辞められないときにおすすめの退職代行サービスも5つ紹介するので、仕事を辞めて育児に専念したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「甘えじゃない！」妊娠初期・妊娠中に仕事を辞めたいと思う理由

妊娠初期・人院中に「仕事をやめたい」と思うことは決して甘えではありません。

妊娠初期は体やホルモンバランスの変化によって体調が不安定になることも多く、今後の生活への不安で精神面が不安定になることもあります。

まずは、妊娠初期や妊娠中に仕事をやめたいと思う理由について紹介します。

妊娠中に仕事をやめたくなる理由として考えられるものは、主に以下の4つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

つわりによる体調の悪化がひどく、仕事に影響が出ないか不安

妊娠初期は、特につわりなどの体調不良に悩まされることが多いです。

身体的なものだけでなく、不安な気持ちから精神面も不安定になることがあります。

そのため、体調が悪くて出勤できない日が増えたり精神面が不安定で仕事に集中できなくなったりすることは、仕方のないことです。

しかし、そんな状態が続くと「仕事をやめたい」「仕事を続けられる自信がない」のような考えになることもあるでしょう。

こうした体調の変化から、妊娠中に仕事をやめたいと思う女性は多くいます。

ストレスなどで赤ちゃんに影響が出ないか不安

毎日仕事をしていると、同僚との関係性や仕事の理不尽さからストレスを抱えることもあります。

さまざまな日々のストレスにより、赤ちゃんに悪影響が出ないか不安に思う方も多いでしょう。

ストレスは自身の体によくないことであると同時に、体内にいる赤ちゃんへも悪い影響がないとはいえません。

そのため、「なるべくストレスを抱えたくないから、ストレス源になっている仕事から離れたい」と考える女性は多いといわれています。

育休・産休がしっかり取れるか不安

職場によっては育休や産休の制度自体、あるいは休職中の社員の仕事をカバーする制度が整っていないところもあります。

そのため、職場の制度や雰囲気によって、育休や産休がしっかり取れるか不安に思う方もいるでしょう。

特に先輩が育休や産休を取れずに苦労していたり、育休や産休を取った先輩が悪く言われていたりすると、さらに不安になるのではないでしょうか。

心配事が増えるにつれて、「育休・産休がしっかり取れるか不安だから、今の職場をやめたい」「ママにも優しい職場で働きたい」という気持ちが芽生え、退職したいと思う気持ちが強まります。

今の仕事・職場に復帰できるか不安

育休・産休を無事に取れたとしても、現在の仕事や職場・ポジションに復帰できるかどうかに不安を抱えている方もいます。

「しばらく休んでいる間に仕事を取られてしまうのでは？」と不安になる気持ちは誰もが抱える悩みのひとつです。

また、育休や産休に理解のない職場だと、休みを取っていること自体を悪く思われてしまい、人間関係が悪化してしまうと不安になる方も。

そのため、「今のポジションに復帰できないのであればもう仕事自体をやめてしまいたい」と考える方も多くいます。

妊娠しても仕事が辞められないと思ってしまう理由

紹介した通り、妊娠したら仕事をやめたいと思う女性は少なくありません。

しかしその一方で、「妊娠して、仕事をやめたい気持ちはあるけどやっぱりやめられない」という方もいます。

妊娠しても仕事がやめられないと思ってしまう理由は、主に以下の3つが挙げられます。

順番に詳しく解説します。

子育てなどにかかるお金の悩み

妊娠・出産を無事に終えるとすぐに育児が始まるため、お金の悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

育児には時間ももちろん必要ですが、同時にお金もかかります。

保育園や幼稚園に通わせる場合にもお金がかかりますし、さらにそれ以降の進学に関しても何かとお金がかかる場面が増えていきます。

そのため、「仕事をやめたいけれど、お金のことが不安…」と、退職に踏み切れない女性も多いです。

しかし、失業保険や出産に対してもらえる給付金などもあるため、無理して仕事を続ける必要はありません。

妊娠中は、母子の健康を第一に考えることのほうが、なによりも大切です。

出産後、転職や正社員になれるかなどの悩み

出産後も働き続けたいと思っている女性の場合、無事に出産を終えたとしてもすぐに転職ができるか不安を抱えていることもあります。

残念ながら育児中のママに理解のない企業も少なくないため、出産後から正社員を目指すことが難しい場合も多いことが現状です。

そのため、「今せっかく正社員として働いているのに、辞めてから転職ができなかったり正社員に慣れなかったりしたらどうしよう」と悩む女性も少なくありません。

円満に退職できないかもしれないという悩み

現在勤めている会社を、円満に退職できるかどうか不安を抱えている方もいます。

特に人手が足りない会社や忙しい会社であればあるほど、退職を言い出しにくいものです。

そういった会社の場合、そもそも「妊娠した」という事実を告げることすらはばかられる事態も考えられます。

そのため、なかなか退職を言い出せずに困っている女性が多いことも事実です。

妊娠したことを切り出せずにいる方は、パートを辞めたいと言えないときの対処法をチェックしてみてください。

仕事を辞める前に！妊娠したらやるべきこと

退職代行サービスを利用する・しないに関わらず、妊娠して仕事を辞めたいと思ったときにやるべきこと・確認しておくべきことがあります。

妊娠からの退職をする場合にするべきことは、主に以下の4つです。

それぞれ詳しく解説します。

上司や同僚に報告

妊娠が判明したら、まずは上司や同僚に報告をしましょう。

上司や同僚に報告することで、今後の働き方について一緒に考えてくれることもありますので、まずは事実をお伝えしてください。

妊娠初期はつわり等で体調が変化することも多いです。

そういった場合にもサポートしてもらえるよう、誰かに知っておいてもらうことは大切でしょう。

受給できるお金・制度を確認

妊娠や出産にまつわる給付金を受け取ることができる場合がありますので、自分がどの給付金を受け取ることができるのか確認しましょう。

また、産前・産後休暇や育児休暇などの休暇関係についても同時に確認しておくとベストです。

こういった制度や受け取れるお金については、上司へ報告した際に一緒に確認できるとよりよいでしょう。

出産後の転職先を考えておく

出産後、どういった雇用形態でどのような会社に転職したいのかを退職前に考えておきましょう。

残念ながら現在の日本では、育児中の女性が働きやすい環境であるとは言い難いです。

そのため、育児中の女性に理解がある会社や自分の理想とする働き方ができる会社があるのか、事前にリサーチしておくことをおすすめします。

辞めても後悔しないかをもう一度考えてみる

現在の会社を退職して本当に悔いが残らないかどうかを今一度考えてみましょう。

自分のやりたい仕事なのに無理をして手放したり、転職先のことを考えずに退職しようとしたりしていませんか？

現在の仕事のどういったところが自分に合っていて、どういった理由で辞めるのかを今一度考えてみましょう。

妊娠して仕事を辞めたい方におすすめのもらえるお金5選

妊娠して仕事を辞めたい方におすすめのもらえるお金は、以下の5つです。

それぞれのお金を受給するための要件を確認し、お金に対する不安を解決しましょう。

出産育児一時金

国民健康保険をはじめとする公的医療保険制度に加入している方が対象となる出産育児一時金は、出産後に協会けんぽに申請すると一時金として最大50万円が受け取れます。

受給要件は、下記のとおりです。

出産育児一時金を受け取るためには申請書類の提出が必要となるため、協会けんぽのホームページから書式をダウンロードして提出しましょう。

出産手当金

出産手当金は、勤務先の社会保険に加入されている方なら誰でも受け取れるお金です。

妊娠・出産に伴い休業する女性の方が受給でき、支給開始日以前の12か月間の標準報酬月額の2/3×日数分が受け取れます。

受け取れる日数は、出産前の42日から出産後の56日間までです。

休職しており、給与を受け取っていない方が対象となるため、会社から給与の支払いがある場合は、受け取れません。

育児休業給付金

育児休業給付金は、子どもが1歳になるまで受給できるお金です。

雇用保険に加入する方が受け取れるお金ですが、以下の条件をすべて満たす必要があります。

育休申請をおこなうと、会社は必ず受理しなければならないものの、休職中の給与の支払いは義務付けられていないため、育児休業給付金を利用して、生活の安定化を図りましょう。

傷病手当金

傷病手当金は、妊娠中に重度のつわりや切迫早産などにより、休職しなければならない場合に給付を受けられるお金です。

支給条件としては、上記のような理由で連続3日以上休んだ場合に給与が発生しないときが対象となり、会社が加入する社会保険（健康保険）の組合に申請すると、受け取れます。

受け取れる金額は連続3日以上休んだ日数分×給与の2/3です。

申請する際は、医師による診断書が必要となるため、忘れずに受け取っておきましょう。

失業給付金

失業給付金は、退職後の失業期間中、生活を支えるために支給されるお金です。

妊娠を理由に退職した場合はすぐに受け取れないものの、働ける状態になった際に受給が可能になるため、退職後にハローワークで受給延長の手続きをおこないましょう。

最大で4年間延長できることから、妊娠～育児の期間が空いても受け取れる可能性は十分にあります。

妊娠で仕事を辞めたい方におすすめの退職代行サービス4選

妊娠しても仕事を辞められない方のために、おすすめの退職代行サービスを4社紹介します。

料金やおすすめポイント、特徴について詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。

退職代行TORIKESHI

退職代行TORIKESHIは、最短即日で退職できる退職代行サービスです。

妊娠中の方が、仕事を辞めたくても辞められないときに頼れるサービスで、依頼した当日から出社の必要がなくなります。

LINEで無料相談を受け付けており、気軽に相談できる点も妊娠中の方におすすめする理由のひとつです。

また、労働組合が運営する退職代行サービスのため、会社との交渉も正当に代行できます。

利用料金も一律で税込25,000円と安く、利用しやすい料金といえるでしょう。

妊娠を理由に辞めることが難しい会社でも、退職代行TORIKESHIなら安心して任せられるので、ぜひ利用してみてください。

辞めるんです

「辞めるんです」は、お金に不安がある妊娠中の方にもおすすめの退職代行サービスです。

退職が決定してから料金を支払える後払いシステムを採用しており、審査不要で利用できます。

今すぐお金が用意できない方でも後払いなら安心して利用できるほか、正社員やアルバイトなら退職成功率が100%と、確実性の高さも特徴です。

追加費用も一切不要で、税込27,000円の料金のみで退職できます。

LINEの無料相談を24時間受け付けているため、時間が取れない忙しい方にもおすすめです。

リーガルジャパン

リーガルジャパンは、サポートが充実している退職代行サービスです。

即日退職サポート、有給消化サポート、退職後のサポートなど、さまざまなサポートが用意されているため、心理的なストレスを軽減したい妊娠中の方にもおすすめができます。

万が一、退職できない場合には全額返金保証制度もあることから、安心して利用可能です。

料金も業界では一般的な一律税込27,000円で、充実したサポートが受けられるので、妊娠中に退職したい方はぜひ、リーガルジャパンに相談してみてください。

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは、妊娠中の方に嬉しい業界最安級の税込24,800円で利用できる退職代行サービスです。

代理人として交渉可能な合同労働組合が運営するため、安心して任せられます。

追加費用も一切不要で、即日から出社せずに退職可能です。

また、非営利団体であることから、退職後のサポートにも費用はかかりません。

費用を最小限に抑えたい方や、安心して退職できる退職代行サービスを利用したい方は、ぜひ退職代行ガーディアンに相談してみましょう。

【まとめ】仕事は無理せず、産休・育休、退職のどちらかを検討しよう

今回は、妊娠にまつわる退職についてとおすすめの退職代行サービス、妊娠から退職の流れでやるべきことについて解説しました。

妊娠や出産は体に大きな負担がかかりますし、その後の育児のこともあるので、妊娠して退職をするという流れはごく自然なことです。

無理をして仕事を続ける必要はありませんので、休暇を取得したり退職したりすることも大切です。

もし、上司や同僚になかなか言い出せないという場合は退職代行サービスを利用するという手もあります。

ご自身の就業状況に合わせて、自分に合った方法を選んでみてください。